妊娠・授乳中に小顔注射は出来るの?
生理前の憂鬱なPMSや生理中の不快な生理痛、ストレスによるあごニキビ、妊娠初期のつわり、更年期障害……。このように、私たち女性の人生は、ホルモンバランスに振り回されっぱなしなのです。
そんなホルモンバランスなどの影響で、妊娠の顔は特にむくみやすくなるのです。では、妊娠中の小顔注射に関して考えてみましょう。
妊娠中の小顔注射について
妊娠中に太った、顔がでかくなった気がする。妊娠中であっても綺麗でありたい。顔ぐらいは、小さくありたい。美を追求するのは妊娠中の女性も同じです。しかし、妊娠中はホルモンバランスと免疫が変化しているので、どんな影響を本人とその子へ及ぼすかわからないので、現在のところ美容クリニックでは妊娠中または妊活中の女性にはボトックス注射は、行なっていません。
ボトックス注射とは、筋肉と神経を麻痺させて、動きを弱めさせる「ボツリヌス菌毒素(トキシン)」を顔に注射することです。ボツリヌス菌毒素は人にもよりますが、3ヶ月〜1年で消滅してしまいます。なので定期的に注射するんですね。そして、クリニックでは、ボトックス注射を受けてから最低3ヶ月は避妊するようにすすめています。男性であっても3ヶ月は避妊します。
理由としては、ボトックス注射はまだ新しく、産まれた子へどう影響するかという、十分なデータがないのです。必ずしも悪い影響を及ぼすとは限らないので断言はできないですが、保証も100%できないのです。もしボトックス注射後に、妊娠が発覚した場合は、速やかに医者に相談しましょう。
授乳中の小顔注射について
授乳中の乳児への安全性は確立されていません。
なので、授乳中の方へのボトックス注射を行うクリニックはありません。完全な断乳後にボトックス注射を再開してください。
なぜダメなのでしょうか。「えっ、安全性が確立されてないなら、はやく実験してよ!」って思いますよね。通常どんな薬でも、「治験」と呼ばれる、人体に悪影響がないかを調べるテストを被験者に行い、副作用、合併症、危険性がないかを調べます。
「えっ、授乳中の乳児や妊娠中の胎児に悪影響を及ぼさないかというテストなんて…。」
はい。ありえませんよね。
愛する我が子に悪影響を及ぼしかねないテストを受ける人はこの世にはいないはずです。だからこそ、この件に関する治験データはないのです。
「うっかり授乳中に、ボトックス注射打っちゃったっ!」という、うっかりママさんたちがいるのも現実です。しかし、そんなうっかりママさんたちから「心配でしたが、元気な赤ちゃんを出産し、健やかに、何も問題なく成長しました。」という報告が、多数あるのも事実です。
なので、100%悪影響が出る!というわけではないのです。だから大丈夫というわけでもないのです。
要するに、リスクは我が子のために排除しましょう。授乳中の方は、完全に断乳してから、ボトックス注射行きましょうね。
小顔注射の前に赤ちゃんのことを第一に考える。
植物から有効成分を抽出してできた天然由来のBNLSと呼ばれると脂肪溶解注射があります。
こちらも安全100%を保証できないので、基本的に一般のクリニックでは、妊活中、妊娠中、授乳中の女性は受けられないことになっています。
天然由来なので比較的安全だといわれていて、どうしても小顔になりたい妊娠中や授乳中の女性が「ボトックス注射よりも安全そうだから」という理由で挑戦するということがあるのが現状です。
そして、子どもに悪影響が出たという問題はまだ報告がないのも事実です。ですが、先ほども明記しましたが、妊娠中の胎児や授乳中の乳児に対して治験データをとることは不可能です。よって100%安全の保証はないのです。
乳児はママの体でできる母乳を飲んでいます。発達途上の体は外部から入ってくる異物にとても敏感です。植物から抽出した、脂肪を溶解してくれる安全成分といっても、それは薬剤ですよね。それがもしかすると、乳児にアレルギーを発症させるかもしれません。
アレルギーで、のどが腫れて危険な状態になるかもしれません。腹痛や嘔吐もあるかもしれません。明確に禁止されていることを行うというのは、こういった嫌なリスクが伴います。
それでも、自己本位になってしまった時は、自分の良心に問いかけてください。「私は今、正しい正義に基づいて判断をしているだろうか?」
種まき人に例えたこういう格言があります。
「人は自分がまいているもの、それをまた刈り取ることになるのです。」悲しい結果を刈り取ることがないように、ぜひあなたの良心を守ってください。
☆他にも選択肢はあります。
美容クリニックでは、ボックス注射やBNLS以外に、妊娠中や授乳中の女性向けの小顔プランが用意されています。顔のむくみというには、血行不良で起こることがほとんどです。マタニティウォーキングやマタニティスイミングと併用して、まっさー