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「ボトックス注射」

美容に興味のある方なら一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。

主に顔のシワ取りを目的にしたもので、いわゆる「プチ整形」というものです。

ボトックスはポツリヌス菌から作られた薬で筋肉の動きを弱める作用があり、顔面痙攣の薬として国でも医薬品として認可されています。その医療用の薬を美容にも応用したというわけです。

このボトックスを筋肉と神経の結合部という局部に働かせることで、表情しわを減らすことができます。例えば、目尻のしわ、眉間のしわ、額のしわ等。

昔コントなどでしわをマジックで描くだけで老婆を演出したりなど、しわは老化の象徴でもあります。そのしわがなくなると一気に若返るということでブームにもなったほどです。

当時は、額にボトックスを打つと、眉も動かなくなり不自然で恐い顔になるとデメリットも言われていましたが、きちんとカウンセリングをしてボトックスの量や注入する箇所を調整すれば解消されるそうですので医院選びを間違えなければ安全のようです。

筋肉の動きを弱めることは、このような場合にも効果的なようです。

・小顔(エラ)

エラの筋肉をボリュームダウンすることにより小顔へ

・足痩せ(ふくらはぎ)

運動などでついてしますふくらはぎの筋肉のコブ。この筋肉をボリュームダウンすることで細く女性らしい足へ

他、上瞼のたるみ取り、アイリフトや口角アップから多汗症改善等など。

 

筋肉の動きを弱めることでこんなに色々な美容につながるのですね!

お腹背中は、筋肉をつけないと美容につながらないのに、、、人間の体って複雑です。

要は、体全体のバランスが大事ということでしょうか。

 

さて、そんなボトックス。最近は、花粉症治療まで範囲が及んでいるというから驚きですよね!

今日はそんな花粉症ボトックスについてお話したいと思います!

 

 

花粉症ボトックスに副作用はあるのか

花粉症ボトックスについて気になるのが、「効果」、そして「副作用」があるのかということだと思います。花粉症は薬で抑える方が多いかと思いますが、心配なのは眠気やだるさ。もはや、花粉症の影響でだるいのか、薬の影響でだるいのかわからなくなってしまうほどです。

 

調べてみた所、花粉症ボトックスには何と副作用がないようなのです!

 

花粉症にも副作用にも悩まされず春(人によっては初夏)を楽しめるなんて夢のようですね♪

 

そもそも、花粉症ボトックスはどのような特長があるのかをまとめてみました!

 

 

花粉症ボトックス施術の特長

ボトックスには、アセチルコリンという神経伝達物質をとめる作用があり、花粉症ボトックスはその作用を利用した最新の花粉症治療になります。

 

というのも、花粉症が起こるメカニズムは、目や鼻から花粉(異物)が入ってくることにより抗体ができ、その抗体ができることによりヒスタミンなどの化学物質が放出され、鼻粘膜の知覚神経が刺激されるというもの。これに伴い、くしゃみや鼻水、鼻詰まりの症状が出ます。

 

この鼻の粘膜の神経伝達物質の放出をとめることで症状を抑えることができるというのが花粉症ボトックスの効果です。

 

一般的な花粉症の薬は、抗ヒスタミン剤であり、放出される化学物質を抑えるように処方されていますが、眠気等の副作用が出ますし、また服用してから効果が出るまで時間がかかるため、花粉が飛ぶ約2週間前までに服用が必要です。また、シーズン中は毎日服用する必要があるためとてもストレスがかかります。

 

一方、花粉ボトックスには、このデメリットを排除した治療法とも言えます。

 

・副作用がない

ヒスタミンの放出を抑えるのではなく、神経そのものの伝達をとめる働きがあるため副作用がない。

眠気や倦怠感等も心配がないので日常生活にも支障が出ないし、鼻の乾き感、喉の痛みからも解放される。もし、花粉症ボトックスを受けてこれらの症状が継続する場合は、他の原因を疑ったほうがよいかもしれないほど。

 

・即効性がある

早い方は、施術を受けた当日に症状を抑えることができる。

 

・効果期間が長い

約1~3週間程度効果が持続するので1シーズンに2~3回の治療で済む。

等、メリットがたくさん!

 

 

花粉シーズンはいつも、眠いしだるい、喉がガラガラ、常にマスク着用、家に閉じこもっている等の辛い思いから解放される画期的な治療法です!

 

 

花粉症のボトックスは痛み・ダウンタイムがない

花粉症ボトックスについての特長はお話しましたが、やはりボトックスと聞くと痛いのではと気になりますよね。また、ボトックスなど美容整形などはダウンタイムがありそれも気になるところだと思います。

 

ダウンタイムとは、施術の刺激によって腫れたりし、それがひいて日常生活を問題なく送れるまでの期間を言います。

 

通常、眉間のシワをとるボトックス注射ですと、表情筋の神経をとめるため、眉とうまく連動できない期間が1~2週間程度あるなどのダウンタイムが発生します。また、注射のため、まれに腫れたりすることもあるようです。

 

そもそも、花粉症ボトックスは肌に直接注射するのではなく、注射器を使用して鼻腔に薬液を点鼻するだけなのでダウンタイムがありません。早ければ当日にも花粉症の症状から解放され、効果を実感することができます。

 

また、点鼻だけなので痛みもないのです!これは嬉しいですよね。

 

点鼻した後は約10分間横になって鼻の粘膜にボトックスを浸透させて治療終了なので施術時間も短時間で済みます。横になっている間、ボトックスが喉に流れてしまうことがありますが、その液を飲み込んでしまっても喉の粘膜や影響はないそうです。

 

これであれば、気軽に受けられそう!

 

 

以上、いかがでしたか?

 

今後、花粉の時期はPM2.5と合わさって、マスク無しで外出できる期間が少なくなってくるとも言われていますよね。そんな中、この最新治療は嬉しいニュースです。

 

毎年、花粉症で日常生活が困難!という方は一度試してみてはいかがでしょうか?

 

今は、1回15,000円~20,000円と高額ですが、浸透すればもう少し安価で治療を受けられる日もそう遠くはないかもしれません。技術の進歩を願うばかりですね。