韓国やアメリカで注目されている声の整形。あなたは自分の声が好きですか？声の整形で、より自分に自信を持てるようになるかもしれません。
声まで整形できる現在の技術とは！
一般的な整形といえば顔や体のコンプレックスを少しでも自分の理想に近づけるために…という印象がありますが、最近では声までもが整形できるようになったのです。
発声障害の方はもちろん、もっと印象の良い声になりたいという方や声の若返りなどを目的とした人にも注目が集まっているのです。整形の技術もここまできたのかと思いますよね。声の整形とはどんなものなのか、その方法や費用をご紹介します。
どんな人が声の整形をするの？
もともと、事故や病気で声について悩んでいる方や、性同一性障害のため、より自分らしい理想の声に近づけたいという方のための手術でした。
しかしアメリカや韓国など美に対する意識が高い国では、学生から社会人まで幅広く声の整形に関心が持たれています。特に声が商売道具ともいえる歌手やアナウンサー、俳優などの職業の方に人気のようです。
さらには声の高低で相手に与える印象が変わるということで政治家の方や就職活動を控えた若者にも手術を受ける人が増えてきています。若者だけでなく、加齢に伴って声帯の筋力が低下することによって、声が低くなってきた方にも声の若返りが可能として、注目を集めています。ボトックス注射や二重整形など日本でもいまやプチ整形は身近なものになってきていますよね。
実は、整形大国と呼ばれる韓国よりも美容上の施術の件数でいえば日本が上なのです。
整形といえば、メスをいれて縫ってというものを想像しがちですが、日本の美容外科処置ではメスをいれない、縫わないというものが多くあります。最も件数が多い処置が「脱毛」です。整形という意識がない方も多いかもしれませんが美容のための処置という点では同じなのです。
私たちが思うより整形とは身近で手軽なものになってきているのかもしれませんね。声の整形では声のトーンの高低、震えや痙攣、声の出しやすさを改善することが出来ます。
声の整形方法ってどうやるの？
海外では声帯を直接短くしたり薄くしたりする手術もありますが、声帯に直接メスをいれるため最悪の場合声が出なくなることもあります。
そうなった場合、元の状態に戻すことは非常に難しく不可能なことも少なくありません。日本では、主に甲状軟骨形成術と呼ばれる局所麻酔をして皮膚を横に数センチほど切開し、声を出しながら調節する方法のものと、声帯の筋肉にボトックスを注射して一部神経を麻痺させることによって理想の声に近づける方法とがあります。一番手軽にできるものとなれば、ボトックス注射による整形です。
声帯内筋にボトックス注射をすることによって声の震えなどが改善され声が出しやすくなるため痙攣性発声障害や過緊張性発声障害などの方の治療としての手術でしたが、施術時間も数十分と短く手軽にできることから声にコンプレックスを抱える人にも注目され始めました。
しかし一回の手術で効果がずっと持続するわけではなく、定期的に施術を受けなければいけません。個人差はありますが、だいたい1，2ヵ月ごとに再び施術に行くことになります。
そして考えなければいけないのがリスクについてです。海外の一部手術では、最悪声が出せなくなることもあるといいましたが、日本での施術にもリスクはあります。術後は、ほとんどの場合、数日間声を出さないようにする沈黙療法によって、声帯を安静にしなければいけません。
病院によっては入院が必要なこともあります。また、出血により呼吸困難を起こすこともあるので、出血を抑えるため運動や飲酒が制限されるところもあります。
費用はどのくらい？
日本ではまだ馴染みがなく、施術できる病院も限られています。
美容整形外科や耳鼻咽喉科の他、ボイスクリニックといわれる特別施設もあります。病気などの限られた場合を除き、声の整形というのは保険診療ではなく自由診療となります。
そのため病院によって価格が設定されるため事前に病院に問い合わせるなど、しっかりと調べる必要があるのです。術法にもよりますが、軟骨形成術などは20～50万程度、ボトックスなどの注射施術の場合は、1万円から4万円程度かかるとされています。声の印象はとても大事です。声が変わることで人生も大きく変わる人もいるかもしれません。
しかし整形が身近に、手軽に受けられる世の中にはなってきましたが、先程にもあったように当然リスクもつきまといます。特に声帯というのは目に見えないところにあるため、注射を打つだけの施術であっても、とても高度な技術が必要です。経験の少ない医師や知識のない医師による施術は注意が必要です。
手軽さに流されて手術を受けてしまうと思わぬリスクによって、修復不可能なところまでいってしまうかもしれません。そうならないためにも、施術におけるリスクや危険性をしっかりと学んだうえで整形を考えなければなりません。特に病院選びは大切です。
声の整形可能な病院は、日本ではまだ少ないため数に限りはありますが、しっかりと施術の説明を受け、医師とのカウンセリングを行ったうえで受けるかどうかを判断することをおすすめします。
手軽に受けられるようになった整形ですが、気軽に受けてはいけません。費用も安くはありません。発生矯正などをすすめる病院もあります。正しい知識と施術のリスクと向き合ったうえで、自分にとってベストな方法を探しましょう。
