小さな子供ならチャームポイントにもなるガミースマイル。
しかし、大人になると一変してコンプレックスに感じる人も多いでしょう。
学生の頃に友人の心ないひとことに深く傷ついた。
などときっかけは人それぞれかもしれませんが、ガミースマイルのせいで人前で笑うことができない、口を開けるのが恐い。など長い間悩み続けている人も多いのではないでしょうか。
ガミースマイル治療で笑顔に自信!
私は、ガミースマイルの人に魅力がないとは思いません。魅力がなければ芸能人にはなれないと思うし、以前テレビでガミースマイルの奥さまを持つ男性が「そこが可愛い」と言っていたのを見た事もあります。
でも、ガミースマイルで悩む人の中には、何年も何年もつらい思いを抱えて暮らしている人もいるでしょう。それはそれでとてももったいないことだと思います。いろいろなチャンスを逃しているのではないでしょうか。
ガミースマイルには治療法があります。
ガミースマイルのせいで、どうしても自分に自信が持てない。人とのつきあいがうまくできない。という方は、一度医師に相談してみてはいかがでしょうか。
自信を取り戻すことができるかもしれません。ガハハと大口開けて笑える日が来れば幸せなことだと思います。
ガミースマイルって何?
ガミースマイルとは、笑ったときに歯グキがニョキッと見えてしまうことをいいます。
歯茎や歯肉といった意味の「gum(ガム)」と「smile(スマイル)」からきています。
芸能人にもガミースマイルの人は多くて、戸田恵梨香さんや石原さとみさんがそうですね。
ひとことでガミースマイルといっても、その種類はいろいろあって、
・笑ったときに見える歯茎の量が歯の長さの25%以内は軽度
・笑ったときに見える歯茎の量が歯の長さの25%~50%以内は中度
・笑ったときに見える歯茎の量が歯の長さの50%~100%以内は高度
・笑ったときに見える歯茎の量が歯の長さの100以上は重度
といわれています。
ガミースマイルになってしまう原因は人それぞれ違いますが、主な原因を上げてみますね。
・上あごの骨格が原因
一番多い原因がこれです。アジア人の骨格はもともと口まわりが出っ張っていることが多く、そのために歯茎が長い傾向にありガミースマイルになってしまいます。
・歯並びが原因
歯が小さいと、歯と歯茎の位置が低いためにガミースマイルになるのです。
・上唇の形と筋肉が原因
上唇が薄いと笑ったときに持ち上がりやすいのです。また、上唇を持ち上げる口輪筋(こうりんきん)という筋肉が発達し過ぎていることも考えられます。
・歯茎が原因
歯茎が発達し過ぎていて歯にかぶさっている状態の人もガミースマイルになることがあります。でも、歯茎の発達し過ぎが原因の人はめったにいないようで、ほとんどの人は骨格が原因だといわれています。
ボトックス治療の費用はどれくらい?
ガミースマイルをボトックス治療で治すのにかかる費用は平均で4万円~6万円ほど。
ただし、その効果は永遠に続くわけではないので継続して行う必要があります。
ボトックス治療とは、上唇を持ち上げる筋肉に注射をして筋肉の動きを弱めたり少なくしたりする治療法です。ガミースマイルの原因のひとつに、上唇を持ち上げる筋肉が発達し過ぎているということがあるのは説明しましたね。この筋肉にボトックスを注射することで、今までのように上唇が持ち上がらなくなるから歯茎が見えにくくなります。
ボトックス治療は、美容整形外科や皮膚科で治療を受けることができます。費用の平均金額をお伝えしましたが、病院によって自由に決めることができるので、あなたの行きたい病院がいくらかまではお伝えすることができません。
大事なことなので注意してほしいのが、治療を行う際には必ず事前に説明を受けること。費用だけではありません。あなたの症状によっては治療法が変わるかもしれないので、治療についてあなたが不安に感じていることなど、納得いくまで説明してもらうことを忘れないようにしてくださいね。
あれこれと頭で考えていても、初対面の先生の前では緊張して抜けてしまうことも考えられるので、聞きたいことはメモにとることをおすすめします。
効果はどれくらい持続するの?
ボトックス治療後、効果を感じるまでにかかる日数は2~3日、その後、筋肉の動きが安定するのに2週間程度かかるといわれています。その効果が持続するのは3~4カ月が一般的です。
効果が持続する期間は、もともとの筋肉の動きや付き方によって変わるので一概にこれだけの期間持続します。とはいえないのですが、筋肉は動かなかったら弱まったり少なくなったりするという特徴があります。これは身体の筋肉で考えると分かりやすいですよね。全く運動をしていないと筋肉が衰えてしまうのと同じです。
ボトックス治療の効果が切れるタイミングに合わせて追加のボトックスを打つことで、徐々に筋肉が弱まったり少なくなったりしていくので、だんだんと効果の持続期間が伸びていきます。