6c6058e23f190c0c610b1fbbc57ed066_s

ヒアルロン酸と関節痛との関係とは

年齢を重ねるにつれて、階段の上り下り等、ふとした時に膝が痛くなったりする関節痛。一日中関節痛がある時なんて憂鬱ですし、動かしたくなくなりますよね。

 
ヒアルロン酸と聞くと、美容パックや化粧品、サプリなど、一番初めに思うのがお肌に良いというイメージですね。ヒアルロン酸はお肌に良いだけじゃなく、実は関節痛にも効果があります

 
ヒアルロン酸は、美容だけでなく、さまざまな健康面にも効果が期待されます。もちろんお肌のケア、アンチエイジングにも良く、ホルモンバランスを整えてくれる働きもあるため、更年期障害にも効果が発揮されます。

 
そして、関節痛の改善にも役立ちます。変形性関節症、肩関節周囲炎、関節リウマチなどの病気にヒアルロン酸が使用され、効果的に痛みを和らげてくれます。関節注射はさまざまな病状に使用されており、サプリや食品よりも速効性があるため、医療現場でよく使われています。

 
関節痛は、軟骨と軟骨の間にある潤滑液の減少によって起こります。この潤滑液ですが、この中にヒアルロン酸が含まれています。ヒアルロン酸は、加齢によってだんだんと少なくなってきます。40代をピークに減少していくため、50代以上の方に関節痛が多いのもこのためです。

 
ヒアルロン酸が減ると、軟骨同士がぶつかってしまい、痛みが出てしまいます。軟骨同士のぶつかり合いを避けるために、ヒアルロン酸が間に入りサポートし、痛みを緩和してくれます。ですので、関節痛の改善にはヒアルロン酸の増加が必要となります。

ヒアルロン酸が痛みを改善してくれる理由とは

上記でふれたように、ヒアルロン酸は軟骨と軟骨の間の潤滑液に含まれています。

ヒアルロン酸が減少し、潤滑液が少なくなると関節痛が引き起こります。

ヒアルロン酸は保水力が高く、グラムでなんとリットルもの水分を保つことができます。がっしりと抱え込んで逃がさないようにしてくれるため、ヒアルロン酸入りのサプリや化粧品を使用すると、潤いモチモチ肌になれるんです。そして、トロッとした粘り、弾力がある成分なので軟骨同士の間に入り込み、また包み込んでくれ、関節がスムーズに動くようになります。

このクッションのような役割のおかげで関節同士がぶつかり合わずにすみ、痛みもなく動かせるんです。関節痛の方は潤滑液が減少しているため、このヒアルロン酸を増やすことによって痛みの改善に繋がり、スムーズに動かせるようになります。

慢性的な関節痛には不向き


ヒアルロン酸注射は、サプリなどの経口摂取よりも早く効果が発揮されます。湿布や塗り薬などもありますが、ヒアルロン酸注射だと関節内に直接ヒアルロン酸を補うことができるため、痛みや炎症などを抑えることができます。
しかし、慢性的な関節痛の方には向いていません。
理由はつあります。
つめは、効果の持続期間が短く感じることです。一般的なヒアルロン注射の場合、週に回×回です。週連続でヒアルロン注射を打ちます。毎週注射しても、最初の日のみしか効果が感じられないことが多いため、残りの日数は痛みと共に過ごしていかなければなりません。

ですので、痛みと完全にさよならできるわけではないということです。つめは、副作用のリスクが高まることです。こちらは一般的なヒアルロン酸注射よりも回数が減り、週回×回です。週連続でヒアルロン注射を打ちます。一般的なヒアルロン酸注射よりも効果が高いぶん、副作用のリスクも高まります。週間セットを複数回行うと副作用のリスクが高くなるという報告もあります。

慢性的な関節痛の場合、何回か継続して行うことも考えられるため、リスクが高く不向きと言えるでしょう。つめは、高額なため経済的な不安が高まることです。回打つだけで良いので、時間を割くことはなくなりますが、かなり高額なため、経済的な余裕がないと難しいかと思います。

 

 

ヒアルロン注射って痛い

注射はどこでも痛いイメージですが、膝などの関節に注射するとなると、さらに痛そうなイメージですよね。

注射のときに痛いとなると続けられるか心配だったり、痛みが苦手な方だと、注射をすることさえ躊躇してしまいますね。

針を刺すわけですから、一時的には痛いです。でも、それはどこに打つ注射でも同じですよね。刺すときは少しチクっとしますよね。
痛みは刺す時だけで、ヒアルロン酸の注入時には痛みは伴いません。

もし、膝のヒアルロン注射で痛みがある場合は、関節外に入っている可能性があります。
この関節外注射は、針を刺すときよりもさらに痛い場合が多く、人によっては死ぬほど痛いと表現することもあります。

関節内注入はかなり難しく、医師の技術に大きく左右されます。適切な場所へ注入されれば、痛みはありませんが、失敗した場合は痛みが伴うため、病院・医師選びは慎重にしたほうが良いでしょう。