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ボトックス注射やBNLS注射などの小顔注射をしたあとは、いくつかの留意点があります。

間違った方法を行ってしまうと、効果が減ってしまう可能性もあります。

ボトックス注射とBNLS注射では、小顔にするために働きかける部分やしくみが全然違ってきます。そのため、術後の過ごし方も変わってきますので、注意してください。

 

 

注射の後マッサージはしていいものと悪い物がある

ボトックス注射を受けた人はマッサージしてはいけない

ボトックス注射とは、筋肉の動きを和らげてしわをなくしたり小顔にする注射です。筋肉を動かす神経伝達組織に働きかけます。歯ぎしりや歯を食いしばるくせのある方は、咬筋が発達しすぎていてエラが張っている場合もあります。そういった方には、ボトックス注射が向いていると思われます。

 

注入した薬剤が拡散するのを防ぐため、マッサージはもちろんのこと、注射後4時間以内は横になることも避けてください。薬剤が広がってしまうと、仕上がりにムラができてしまったりと満足のいく仕上がりにならない可能性があるからです。

 

注入してからすぐにマッサージをしたことで悪化した事例もあるのです。おでこにボトックス注射を打ってマッサージしたら眼瞼下垂症になってしまった方もいるそうです。おでこに打った薬剤が、まぶたの筋肉に影響してしまったのが原因です。

 

 

ボトックス注射を受けたらいつからマッサージができる?

ボトックス注射を打ってからは、1日や2日くらいは、痛みや腫れが伴う場合もあります。この症状がある時期にはマッサージや強い刺激は禁物です。クリニックの指示を受けてから、マッサージを再開するようにしてください。一般的には1週間程度は安静にしてくださいと言われるでしょう。最低でも3日からいはマッサージなどの刺激を与えないでください。

 

マッサージというと、リンパマッサージなどのイメージがありますが、洗顔時も注意が必要です。女性が普段行っているメイク落としや洗顔も、肌を刺激すたりることになります。強い力は与えず、優しく行うようにしてください。寝る時も、注射した部分を下にして圧迫しないようにしてください。

 

 

BNLS注射を受けた場合はマッサージOK!

むしろマッサージをすると効果がアップする

BNLS注射は、脂肪を分解して溶かし、老廃物と一緒に尿や汗で体の外に排出します。脂肪太りで顔が大きくなっている人は、このBNLS注射が向いています。そのため、マッサージでリンパの流れを促すことでより一層効果が期待できます。ただ、注射をした当日は、人によっては腫れや痛みを伴うことがありますので、施術の翌日からマッサージを行うといいでしょう。

 

方法としては、耳の下にある耳下腺というリンパ節に向かって、注射した部分を中心に優しく流してください。ここで、簡単なリンパマッサージの方法をお伝えします。

 

  • 首から顎にかけて流す
  • 顎から耳下腺へと流す
  • 口から耳下腺へ流す

 

これを3回~10回ほど繰り返します。強い力でグリグリ行うのではなく、優しくなでるようにマッサージしてください。また、マッサージする際には、肌への摩擦を抑えるためにもクリームなどを使うとよりいいでしょう。

 

マッサージも何もしなくても、脂肪を溶解する効果はありますが、せっかく施術してもらうのだからよりいい効果を得たいですよね。

 

 

施術後に軽めの運動をしても大丈夫

ボトックス注射と違って、BNLS注射は、安静にするというよりも基礎代謝を上げて脂肪の排出を促すことが大切です。

そのため軽めの運動は、分解して溶けた脂肪を効率よく燃焼させるため、むしろ行ったほうがより効果が期待できます。マッサージ、運動、半身浴で基礎代謝を上げて、脂肪をどんどん排出できるようにしましょう。

 

軽めの運動なら、施術の当日でも可能です。しかしあまり激しい運動をしてしまうと、血行が良くなりすぎて内出血を起こす可能性があります。ウォーキングなどの軽く心拍数があがる有酸素運動などがいいでしょう。翌日からは、ランニングや水泳も可能です。

しかし、前述のとおり人によっては、術後に腫れや痛みを伴う場合もあります。こういった症状がある場合は安静にしたほうがいいです。いずれにしても自分の体調や、クリニックの指示に基づいて行ってください。

 

 

まとめ

ボトックス注射は、薬剤を拡散させないためにマッサージや運動は禁物です。寝る時も、注射部分を床に付けないなどの配慮が必要で、できるだけ安静にします。

BNLS注射は、リンパマッサージや運動で溶かした脂肪の排出を促すことが大切です。このように、施術の種類によって術後の過ごし方が変わります。自分の顔が大きく見える原因によって施術方法も変わってくるので、クリニックの医師とよく相談して決めてください。

術後の過ごし方についても医師の指示に従って行動するようにしてください。