ボトックス注射の効果と特徴
主なボトックス注射の種類と特徴
ボトックス注射とは、簡単にいってしまえば手軽にできる美容医療です。主に筋肉に作用し、シワができてしまうのを防いだり、部分痩せなんかにも効果が期待できるのだそうです！
注射ともなると副作用などの心配があるかと思います。しかし、ボトックス注射は医療行為であるために安全性が高く副作用がでることは滅多にありません。
また、一度の効果は場所により異なっていきますが、３～４ヶ月長くても４～６ヶ月くらい持続すると考えたほうがいいです。
ボトックス注射には種類が３つにわかれていて、使用するボツリヌストキシン製剤の種類によってわけられています。その３つの種類についてご紹介します♪
代表的なボツリヌストキシン製剤というのは、ボトックスビスタ、ゼオミン、ニューロノックスの３種類となっております。この他にも多くの会社でボツリヌストキシン製剤は作られています。今回はこの３つにしぼってご紹介していきたいと思います。
まず、品質が安定的であり長期使用でも問題がない「ゼオミン」です。製剤を長期に渡って使用し続けていくとどうしても生体反応として「抗体」ができてしまうためボトックスへの効果が期待できなくなってしまう可能性があります。そして、製剤の欠点である熱に弱いという部分がゼオミンだけ違い、常温保存が可能な特徴があります。そのため、海外からの輸入過程におけ温度変化にも耐えうるため、製剤としての安定性があり効果も十分に発揮できるというわけです。
次に、ボトックス注射の代名詞といっても過言ではない「ボトックスビスタ」です。
この中で日本で唯一お墨付きを受けた製剤もこのボトックスビスタです♪さきほどあげたゼオミンと違い、熱に弱い特性を持っていますが、世界的に流通していて品質管理もしっかりしていますし、症例数も一番多いため安心して使用できます。
長期使用によって抗体ができて効果がでなくなる可能性は通常の美容領域の範囲内で使用する分には少ないと考えられています。
最後に「ニューロノックス」です。この製剤はボトックスの経験があり、同じ効果で安く済ませたい方におすすめできる製剤です。
安いからといって上記であげた２つの製剤よりも安全性が落ちているというわけではないので安心してください。（KFDA[韓国食品医薬安全庁]のお墨付きです）しかし、抗体や温度変化による成分のばらつきに関しては、海外輸入ということもあり、熱で多少の変化が起こりうる可能性があると考えて使用するほうがいいと思います。
エラボトックス・ボツリヌストキシン注射の効果
エラボトックスとは、名の通りエラの部分へのボトックス注射です。咬筋にボトックスを注射し、その筋肉の動きを止めます。
動かなくなることで筋肉が徐々に萎縮して薄くなりエラ張りだしが減っていき小顔になっていきます。エラの筋肉は３層になっていてすごく厚い筋肉です。ご飯を食べたり、会話したりと、なにかと口を使うことが多いので意識していても絶対的に筋肉が鍛えられてしまうのですね。最近では歯ぎしりや食いしばりの強い方でこのエラボトックスを行うことにより、歯への負担を軽くすることができるそうです。
また、一度行った場合効果はどれぐらい持続するのかですが、大体半年～１年ほどで咬筋が徐々に戻っていくそうです。長く効果を維持したい場合には半年～１年ごとに５、６回繰り返し少しずつ効果を蓄積させて筋肉を薄く保っていくのが良いです。
ボトックス注射を受けるにあたり注意点ですが、治療当日から約３日間ほどは熱いお風呂やサウナといった高温の場所は控えてください。上記の通常のボトックス部分でも説明しましたが、製剤は熱に弱いため、身体をあたためすぎてしまうとせっかく注射した成分が十分に効果を発揮できなくなる可能性があります。また、注入後の３ヶ月は妊娠も控えたほうがよいです。万が一妊娠された場合には必ず医師に相談してください。
「咬筋に打つなら食事は食べづらかったりするんじゃないの？」と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、日常生活の範囲内で使用される分には支障はないです。さきほどあげた熱に弱い特性さえ覚えて守っていれば他は特に制約や制限等はありません。
食事の際に使用する筋肉は４つの筋肉で成り立っており、総称して咀嚼筋と言いますが、その４つのうちの１つが咬筋であり、咬筋の力が弱くなっても残りの筋肉の力があるため問題ないです。ただ、硬いものを噛むときは少し疲れてしまう場合がある可能性があります。
最後に、ボトックスもダイエットなどと同じで継続して行わないと十分に効果が目に見えないものです。
即効性のあるものでもない上に、身体の中に注入するものですし、決してお手軽な値段ではないので、いざやるとなればしっかりご自身の目で情報や価格、安全性などを留意して行ってください！
