眼瞼下垂の人はボトックス治療に注意が必要
眼瞼下垂とは
眼瞼下垂(がんけんかすい)とはまぶたが極端に下がっていたり、開きづらくなっている症状を言います。目の大きさは個人差がありますのでパッと見では判断ができない場合もあります。
目を開けていても黒目の半分以上がまぶたで隠れてしまっているようであれば眼瞼下垂と判断ができますが、左と右の目の大きさが違うだけでは一概に判断ができない場合もあります。
最近では先天性眼瞼下垂がよく知られていますが、現在はパソコンなどによる目の酷使や女性の毎日のメイク、またはアトピーなどから後天性の眼瞼下垂が増加しています。
眼瞼下垂の主な原因は、まぶたを上げる為に眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉を動かすのは動眼(どうがん)神経という神経です。この筋肉または神経の異常で眼瞼下垂が起こります。
人の体は代償作用が働き、視界を確保しようとする為に、眼瞼挙筋を過剰に働かせることにより眉を持ち上げたり、アゴを軽く引き上げることで上方の視界を確保してしまいます。こういった作用は日常的に行われてしまうため、なんとなくまぶたが重く感じたり、気がつけば悪化していることもあります。
危険ゾーンを避けて注射を
国内だけでも約20,000例の症例があるそうですが、BNLS薬剤による副作用の報告はないということです。治療実績の長い韓国でも報告はありません。これから施術を受ける方への注意点としては、個人差がありますので必ずしも腫れないとは言い切れません。
皮膚が弱い方は多少の腫れを覚悟しておいた方がよいでしょう。粘膜、粘膜に近い場所などデリケートな部分への使用は避けた方が懸命です。万一、お肌に合わず何かしらの症状が出てしまった場合はすぐに医師に相談をすることをオススメします。
施術後に劇的な変化をすることはないので何度を施術を受けていただいた方がより効果が実感できるかと思います。
副作用で頭痛や目が開かなくなる可能性も
現代人は目を酷使しているとよく言われていますが、日常生活の中でまぶたが重くて目が開かないという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
この「まぶたが重い」という症状について、原因を探っていきましょう。「眼瞼下垂」は上まぶたが下がってくるためにまぶたが重く感じたり、目が開きにくくなったりする病気です。
上方の視界が制限されることで、無意識に眉毛を上げてまぶたを開こうとするため、頭痛や肩こりなどの症状を起こりやすくすることがあります。
眼精疲労では日常生活での目の使いすぎや、度数の合っていない眼鏡やコンタクトレンズの使用など、老眼、ストレスなどが原因として起こります。
まぶたが重い・しょぼしょぼする・かすむなど目の不調が出てきます。症状がひどくなると、肩こりや頭痛など、目以外の部位に症状が顕著に現れることもあります。目の表面の涙が蒸発し乾燥を引き起こすドライアイは、まぶたが重いという原因以外にも目の異物感や痛み、疲れ目など様々な症状を引き起こします。
パソコンなどの近くを見つめる作業やエアコン・湿度だけではなくストレスやコンタクトレンズが原因となる場合もあります。
また、シェーグレン症候群では涙の分泌量が減少するため、ドライアイの症状が強く出ることがあります。
「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」という症状は、まぶたが引っ張られるような感覚やピクピクと痙攣するものと思われそうですが、実は片方の目の周りや頬・口の周りがピクピクするのは「顔面痙攣」です。
眼瞼痙攣では必ずしも引っ張られる・まぶたがピクピクするわけではなく、不必要な瞬きが増える、自由に目を開けることが困難、まぶたが重いなどの症状があります。
まぶたが重いという症状は「ただの疲れ目かな?」「そのうち治るだろう。」と軽く考えがちですが、ひどくなると日常生活にも支障が出てきてしまうこともあります。
他にも、自律神経がバランスを崩すことで、身体に様々な不調をきたしている状態を自律神経失調症といいます。エアコンなどの手足の冷え、痺れ、頭痛やめまいなど様々な症状がありますが、その中に目が開かなくなる原因のドライアイや眼精疲労などの症状があります。
何科に行けばいいかわからない場合は内科を受診しましょう。そこで異常がなければ自律神経の乱れが考えられますので、心療内科や神経内科を紹介してもらうのもいいかもしれません。自分で防ぐことができる方法としては、食事や睡眠をしっかりとる、規則正しい生活をする、適度な運動をする、ストレスをためない、過労やストレスなどでも目が開かなくなることがあります。
ストレスは肩こりや頭痛など様々な身体の不調の原因にもなりますので、ストレスを溜めないように注意することが必要です。痛みなどがなくても何となく変だなと思う症状が長引く場合は、念のために病院を受診することをオススメします。