ボトックス注射は顔のシワや表情などの改善に使用される注射として有名ですよね。
女性であればいつまでも若々しくありたいと思うのは当然でしょう。
しかし、その前に副作用についても気になるところです。きれいになりたいと願ったのに、もしも注射後に体調を崩したり余計に老化が進んだりしたら、きっと後悔するはずです。後悔しないためにも、ボトックス注射の副作用とリスク、またその内容を知った上で施術を検討してはいかがでしょうか。
ボトックス注射の副作用で吐き気や発熱が起こる?
ボトックス注射は、元々は美容目的ではなく、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの痙攣に関する病気に対し、筋肉を弛緩させて痙攣をなくすための医薬品として利用されていました。
それが1980年代にアメリカやイギリスで美容目的で使用されはじめたのがきっかけで、現在は日本でも使用されるようになりました。
そんなボトックス注射の副作用や後遺症について見てみましょう。
後遺症の可能性はある?
一番気になるのは、施術後の後遺症ではないでしょうか。どんな後遺症の可能性があるのでしょうか。
・表情を作るのが困難になる
顔のシワに対してボトックス注射を行う場合、表情筋に注射をして筋肉を麻痺させます。それによってシワは取り除くことができても、逆に笑った顔を作るのが難しくなることがあります。その分ほうれい線が目立ってしまって後悔することも!?
・まぶたが垂れ下がる
表情に加えて、まぶたにも影響を与えることがあります。まぶたが垂れ下がり、目がぱっちりと開けられなくなったという方もいらっしゃいます。衝撃的なことに、二重まぶただったのが一重まぶたになってしまったという方も!?
・注射跡の痛み、腫れ、内出血
手術のように切除することはなくても、注射で針を刺すため、刺した箇所が痛んだり腫れたり内出血を起こすことがあります。これは数日で回復します。患部を1~2日冷やすと良いでしょう。
・頭痛、吐き気、めまい、発熱
稀ではありますが、頭痛や吐き気、めまい、発熱などの症状が出る方もいらっしゃいます。これも数日で回復しますが、もしこれらの症状が出てしまったら嫌ですよね。
これらの後遺症・副作用は永遠に続くものではなく、時間が経てば無くなります。反面、ボトックス注射の効果も数か月しか続かないため、持続されるには何度もクリニックに通わないといけなくなります。
吐き気や発熱が起こる原因は?
ボトックス注射で吐き気や発熱などが起こってしまう原因はなんでしょうか。
・韓国製や中国製の薬剤を使用している可能性
日本で厚生労働省の許可が下りたボツリヌス菌製剤は、米国のアラガン社のボトックスだけです。しかし、未承認の韓国製や中国製の薬剤がボトックスを名乗って使用されていることがあります。アラガン社のボトックスよりも比較的安価で手に入りやすいためです。
韓国製や中国製の薬剤はアラガン社のボトックスと比較して効果が薄いだけでなく、安全性が保障できません。つまり、吐き気や発熱などの体調不良が起こるリスクも大きくなるのです。やたらと安くボトックス注射を受けることができるクリニックは、韓国製や中国製の薬剤を使っている可能性がありますので注意が必要です。
・薬剤を使用する量が多い
施術内容や手術箇所によっては薬剤の使用量が異なります。使用量が多い場合、その分吐き気や発熱が起こってしまうリスクは上がります。
ボトックス注射を正しく行うには
ボトックス注射を受ける際、後遺症は無く安全に受けてきれいになりたいですよね。当然でしょう。
ボトックス注射による失敗を避けるにはどうしたら良いのでしょうか。
・信頼できるクリニック・医師を探す
安いから、家から近いから、という理由ですぐにクリニックを選んではいけません。
ボトックス注射は手術を伴わず簡単に行うことができるため、比較的施術経験の浅い医師が行っている可能性があります。というのは、経験の浅い医師を人件費を安く雇っているため、仮に失敗して後遺症が出てしまってもずっと続く訳ではないためです。
ボトックス注射の効果や後遺症の有無は医師の腕による影響が大きいと言えます。腕の良い医師が施術を行えば後遺症が残る可能性は低く、効果が高いでしょう。
・米国のアラガン社の薬剤を使用しているか確認する
上記で述べたように、韓国製や中国製ではなく厚生労働省の許可が下りたボツリヌス菌製剤を使用しているクリニックであるかどうか、必ず確認しましょう。
・ボトックス注射を受けた方の意見を参考にする
周りにボトックス注射を受けたことがある方がいらっしゃれば、術後の効果や副作用の有無について詳しく聞くことをお勧めします。そのうえでクリニックや医師を選びましょう。
・BNLS注射という選択肢もあります!
きれいになりたいなら、何もボトックスに拘る必要はありません。ボトックスよりも効果が高く副作用が少ないBNLS注射(小顔注射)というものがあります。こちらを選択するのも良いでしょう。