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ヒアルロン酸とは

よく聞くヒアルロン酸ってどういうものなの

ヒアルロン酸とは、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸によって構成される高分子の物質です。元々は眼球に含まれている硝子体の成分として発見されたものだと言われています。

 

粘性が高く、ねばねばとした形状をしており、皮膚や筋肉、軟骨といった部分を構成する主成分です。人体を作る細胞同士をくっつけ合わせるために移動しない結合組織の1つでもあります。このヒアルロン酸は高い保湿成分を持っており、美容面だけでなく健康面においても人体には必要不可欠な成分ですが、人体に存在しているヒアルロン酸は歳を重ねるごとに減少していくため、体の外からも摂取していかなければなりません。

 

赤ちゃんの時にはうるおって乾燥知らずだった肌でも、30代くらいから急激に減り、40代ではなんと赤ちゃんの半分ほどしか体内のヒアルロン酸はないそうです。60代には赤ちゃんの頃に比べ約25%ほどしかないそうです。ヒアルロン酸の減少は、肌のハリがなくなったり、乾燥肌やシワ、シミの原因になりかねないのです。

 

他にも、水分調整の役割を持っていることから、減少すれば動脈硬化といった病気を招く危険性があります。また、ヒアルロン酸は他の美容成分であるコラーゲン、エラスチンとも関わりが深いとされています。

 

体内のコラーゲンが不足している状態でヒアルロン酸を摂取しても、肌にとどめておく力が弱くなってしまいます。そのため、他の成分も併用して摂取していく必要があるのです。

 

次の項目で実際にヒアルロン酸が体に与える影響をご説明していきます!!

 

 

ヒアルロン酸が体に与える影響

ヒアルロン酸と聞くと一番はじめに美容面での活躍を想像しますよね?しかし、ヒアルロン酸はそれ以外にも体で大きな役割を担っているのです!

 

例えば、身体中の間接の動きを円滑にする効果です。中高年になってくると、どうしても関節の節々が痛むことってありませんか?もし、特定の原因がないのだとしたら、ヒアルロン酸の減少による関節痛かもしれません。病院などでヒアルロン酸注射なんて言葉を聞いたことがある方がいるかもしれませんが、これは痛い部分に直接注射してヒアルロン酸を補い、炎症や痛みを緩和する方法です。

 

また、女性の生理や更年期障害の緩和に関わりがあるともされています。具体的には、排卵を促したり、月経周期を整える働きがあったり、更年期障害や生理痛の諸症状を緩和する効果が期待されます。関節痛と同様に更年期障害は加齢によってヒアルロン酸が減少し症状が酷くなる傾向にあります。

 

最後に言わずとしれた肌に潤いを与える働きですね♪

 

ヒアルロン酸は細胞同士をくっつけ合わせる効果があるように、皮膚の細胞間のヒアルロン酸は、肌のハリと弾力、保湿力において抜群に効果を発揮します。細胞間にヒアルロン酸が多く含まれている状態だと、若々しい肌になり、赤ちゃんのようなすべすべでしっとりとしたお肌になります。

 

 

ヒアルロン酸が入っている食べ物

ヒアルロン酸を含む食べ物

ヒアルロン酸を多く含む食べ物は、動物性の食材においては鶏のトサカ、手羽、豚足、魚の目玉、ウナギ、フカヒレなどに含まれています。

特に豚足やフカヒレはコラーゲンも含まれているので、お得な感じがしますね!野菜ではオクラ、トロロ、納豆といったネバネバとしたものに多く含まれています。もちろん、多く食べたからといって体内にずっと残るわけではないので、継続して摂取することが必要です。

 

また、食物は胃のなかにはいってしまうと、アミノ酸へと分解されていきます。なので、ヒアルロン酸として体内に届くというわけではないのです。サプリでも同様のことが言えます。さらにいってしまうと、ヒアルロン酸は熱に弱いのです。食材に含まれているヒアルロン酸が高くても、調理で失われてしまうことが多いのです。

 

そのため、加熱調理は約40度以内までで行わないと成分が壊れてしまう可能性が高いのです。

 

 

経口摂取は効果があるの

さきほどの項目で、「じゃあ食べ物やサプリに入ってるヒアルロン酸って全然効果がないじゃない!!」と思われてしまった方がいるかもしれませんが、決して意味がないわけではありません。

ヒアルロン酸を多く含んだ食材だけを摂るというのは問題ですが、バランスよく食事を摂るなかでヒアルロン酸を日常的に摂取していただきたいです。特に、たんぱく質は人体を形成するにあたってなににおいても必要不可欠な成分ですから、積極的に摂取して健康的にヒアルロン酸を摂取してください。

ダイエットなどで食事量を減らすというのも厳禁です!結果として身体中のヒアルロン酸が減少しかねません。きれいになろうとしても潤いがなくガサガサのお肌になってしまいます!

 

サプリメントで摂取するのであれば、少し値段がはりますが、低分子と名のついたもののほうが安価の高分子のよりも体に吸収されやすいです。