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BNLS注射は、美容外科ひいては形成外科において、小顔注射として用いられます。

従来の小顔注射では、フォスファチジルコリンという成分が主に用いられてきました。

しかし、効果を得るまでに1ヶ月ほどかかっていました。

 

対して、BNLS注射の効果は注入後72時間ほどで得られます。

主成分は「チロシン」と「アデノ三リン酸」で、そのほか植物由来の成分が5種類配合されています。

 

従来の小顔注射は、メソセラピー注射という脂肪溶解注射が一般的でしたが、BNLS注射は脂肪分解効果を主としてリンパ循環作用や血管新生促進作用も同時に期待できます。

だからこそ、従来よりも比較的短時間で効果を得られています。

 

 

BNLS注射の成分ヒバマタ抽出物は脂肪溶解に効果あり?

コラーゲン・ミネラル・アミノ酸を含む美容にも嬉しい成分

前述のとおりBNLS注射においては、比較的早くにフェイスラインが整う効果を実感できます。

その理由は、脂肪分解作用が期待できるという大きな特徴と同時に、複数の作用の相乗効果が期待できるからなのです。

 

脂肪分解作用については、主成分であるチロシンによって効果が発揮されるのですが、それ以外に6種類もの成分が含まれています。

中でも、「ヒバマタ抽出物」においては、アミノ酸、コラーゲン、ミネラルといった、美容にとても嬉しい成分が含まれています。

中でも、ミネラルに注目すると、ヨウ素や亜鉛が多く含まれています。

 

ヨウ素に関しては、ヒジキやワカメからの摂取量が多いことで知られているミネラルで、体内で期待できる効果はとてもたくさんあります。

毛細血管に関しては、柔らかく保つ事で、高血圧や動脈硬化を防ぐ効果が期待できますし、細胞の新陳代謝にも役立っています。

また、タンパク質の合成もサポートしますので、皮膚のターンオーバーを促したり、髪の毛や爪を保つのに働いてくれ、美容の観点からもなくてはならないミネラルです。

 

もうひとつの亜鉛に関しては、体のいたるところで活躍する酵素が安定した構造を保ったり、活動するのを助けるとても大事な役目をしています。

中でも、亜鉛は細胞が分裂する際に働く酵素の構想に欠かせないですし、新進代謝にも大きく関わっている、重要なミネラルなのです。

 

また「ペルシアグルミ」には、オメガ3という種類の脂肪酸が含まれていますので、動脈硬化が進行するのを防ぐ効果が期待できます。

同時に、血管が酸化するのを防ぎ、血液循環を良くするビタミンEも含まれています。

 

いまご紹介した成分は、BNLS注射に配合されている成分の一部ではありますが、BNLS注射には良質なアミノ酸・ビタミン・ミネラル・コラーゲン・脂肪酸が含まれています。

これらが治療箇所に直接取り込まれますので、リンパ循環作用や血管新生促進作用も同時に期待でき、総じて脂肪分解作用をサポートしてくれるのです。

 

このような理由から、BNLS注射は従来の小顔治療よりもダウンタイムが比較的早いので、脂質分解が促進され、老廃物として追い出すまでにそう長くはかかりません。

ですので、治療後のむくみが収まった後は、リンパマッサージで老廃物を出すように促したり、軽い運動をすると良いでしょう。

 

ただし、治療した箇所を必要以上に触ったり、圧力をかけるのは避けましょう。

たとえ、BNLS注射による治療跡が目立たないとしても、針穴が治癒するのには個人差がありますし、治療箇所が炎症を起こす事のないよう、気を付けてマッサージしましょう。

 

リンパマッサージや運動を始めるタイミングが分からず不安だという方は、お医者様に確認することを推奨します。

 

 

BNLS注射の成分ヒバマタ抽出物は老化防止にも良いと注目されている成分

海藻の一種なので、体にも優しい成分

美容に関心のある方には常識となっていますが、アミノ酸・コラーゲン・ビタミン・ミネラル・オメガ3脂肪酸は、化粧品を選ぶ際にシワやたるみに効果的だと認識されています。

 

BNLS注射では、これらの成分をすべて取り込むことができます。

化粧品の様に、角質層までで留まらず、皮下に注射しますので、届けたいところにしっかり届きます。

脂肪分解という、本来の目的も叶えつつ、肌の内側から集中的にハリを保ち、老化を防ぐことも可能なのです。

 

最後に、過去の症例を振り返ると、BNLS注射はメソセラピー注射と比べ、治療後のむくみや腫れ、熱をもつといった症状や、注射の針穴に生じる内出血が起こりにくい治療法です。

仮に症状が出たとしても、メソセラピー注射と比べて経度で済んでいます。

メイクも、数時間様子を見れば当日のうちに行って良いという医療機関もあるほどです。

 

また、今回は、「脂肪分解注射」としてBNLS注射を紹介しました。

BNLS注射の主成分チロシンは、あくまでも脂肪の代謝を促進する効果が期待できる成分ですので、従来のメソセラピー注射が脂肪細胞を破壊して溶解させるのとは、作用機序が異なるからです。

とはいえ、美容外科ひいては形成外科によっては、BNLS注射を「脂肪溶解注射」という分類で、患者に分かりやすく提供している医療機関もありますので、ここは考え方が分かれるところです。

 

BNLS注射においては、治療後およそ72時間経てば、フェイスラインがスッキリしたなどの効果が得られる方がほとんどです。

メソセラピー注射の効果については、およそ1ヶ月経過して実感する患者さんが多いようですので、その差は歴然です。

日々、お客様と対面する職種の方や、ご家族には秘密にしておきたい、という方にとって、小顔注射の対価をすぐに感じることができる点は、BNLS注射の満足ポイントではないでしょうか。